どうも、ドモナです。
僕は理想的な働き方を求めて客先常駐の会社から自社開発の会社に転職して、実際に理想を叶えることができました。客先常駐を辞めたいと考える理由は人それぞれですが、実際に辞めるためにやるべきことは決まっています。
客先常駐という少し特殊な働き方だからこそ気を付けなければならない点があるので、客先常駐の会社を辞めて理想の会社に転職するために僕がやったことや、やればよかったことなども踏まえてまとめます。
自分にとっての「理想」を明確にする
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すでに転職先が決まっている方には不要な部分ですので読み飛ばしてください。
「客先常駐の会社を辞める」と決心したとしても、次に働く場が決まっていなければ実際に辞めることはできません。副業に本腰を入れる、フリーランスになる、しばらく働かないでゆっくりするなどの予定があれば別ですが、そうでなければまずは転職先をきちんと決めることが最優先です。
また、このとき注意しなければいけないのが、転職を急ぐあまり転職先をよく考えずに決めてしまわないようにすることです。せっかく転職しても状況があまり変わらない、むしろ悪くなってしまった、ということになっては元も子もありません。達成しなくてはならないのは「転職すること」ではなく「転職することで現状を良くすること」のはずです。
まずは転職によって叶えたいことをきちんと整理して、転職先選びにはこだわりましょう。転職する目的によって注意する点は違ってきますが、最低でも以下にあげる点は自分の希望を整理しておきましょう。
転職が成功だったと言えるかどうかに大きく関わってくる部分です。
SESからの転職先のおすすめは下記の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
→客先常駐(SES)からのおすすめ転職先5選!SESを辞めたい人が脱出を成功する方法も
業務内容
例えば現職で培ったプログラミングの経験を活かすためIT企業に転職したとして、いざ入社してみたら顧客サポートや営業を任せれてしまった…なんてことになっては転職の目的を果たせません。今あるスキルを伸ばすにしても新しいことにチャレンジするにしても、きちんと希望した業務に就けて始めて、スタートできることです。
転職する理由が業務内容にある場合はもちろん、そうでないとしても面接などの場で入社後の業務内容はきちんと確認しておきましょう。
勤務地
客先常駐のように参画するプロジェクトが変わるたびに勤務地も変わるのではなく、決まった場所で腰を据えて仕事をしたいと考えている方は多いはずです。
転職時は会社の所在地の確認も大事ですが、普段の業務をどこで行うのかを確実に確認しておきましょう。本社勤務なのか別な場所なのか、もしくはテレワークなのか。
求人によっては実際の勤務地が分かりにくいこともあるので、求人に書かれているのが「会社の所在地」なのか「勤務地」なのかは間違えないようにしてください。
長時間の通勤が理由で転職を考えている場合は、自分の許容できる距離を明確にしておくと転職先探しがスムーズです。このとき、「理想的な勤務地」にこだわるより「ギリギリ許容できる勤務地」をベースに考えたほうが、他の条件も考慮したとき理想に近い求人と出会える可能性が高くなります。
その他
他にも給与や福利厚生、残業の有無など、人によって重視したいことは様々です。何を重視するにしても最低限の譲れないラインを決めておくと、余計な迷いを感じずに転職先探しを進められます。
どの条件も最低限の条件は全て満たしている求人を洗い出せれば、その中から理想的な転職先が見つかるはずです。
スムーズに退職するために
客先常駐の場合、できるだけ転職先を決める前にやっておきたいことがあります。僕自身、この段取りを誤ったせいで退職日がなかなか決まらず苦労しました。
というのも客先常駐の場合は会社を辞めるというだけでなく、現場の最終日も決める必要があります。現場を離れられる日が転職先の希望する入社日より後になってしまうと、転職先を待たせてしまうことになります。
そのため、できるだけ先に問題なく退職できるタイミングを確認したうえで転職活動を始められるとスムーズです。
退職日の何日前に申し出ればいいのかを把握する
会社を退職するとき、法律上は退職の2週間前に申し入れることになっています。ただし多くの会社では就業規則に「退職日の○日前までに申し出ること」と定められていて、これは1カ月前だったり3カ月前だったりと会社によってまちまちです。
また、法律と就業規則のどちらが優先されるかというのは状況によって違うなど曖昧です。
できれば転職活動中に就業規則を見て、問題なく退職できる日を確認しておきましょう。就業規則は従業員なら誰でも見れる場所にあるはずなので、上司や同僚に聞くなどして確認するようにしてください。
現場を離れても良い日を確認する
客先常駐の場合、自社と現場との間で、作業者がどのくらいの期間作業をするのかを定めた契約をしています。僕の場合は3カ月区切りの契約になっていました。
契約の途中で退職を申し入れると、会社としては代替要員を用意するなどの対応が必要になるため、退職を認めてもらえない可能性があります。
ただし下の記事にも書いたように契約の途中であっても退職できるので、できるだけ前もって退職日を相談するようにしてください。
→SES企業を退職したとき苦労したこと これから退職する人は必ず注意
理想的な転職先と出会うには
既に転職先を探し始めている方は、少なくとも1度は転職サイトに目を通しているのではないかと思いますが、転職サイトで理想的な転職先を探すために知っておいた方がいいことがあります。
本当は理想的な求人が出ていたのに気づくことができなかったということにならないためにも、以下の点はしっかりとおさえておいてください。
企業はどこにでも自由に求人を出せるわけではない
転職サイトで求人を探すにあたって、いくつくらいのサイトを閲覧するでしょうか。ご存知の方も多いかと思いますが企業は全ての転職サイトに求人を出しているわけではありません。実際、僕が今の会社を見つけたときも、その会社の求人は一つの転職サイトにしか出されていませんでした。
企業が転職サイトに求人を出すには、掲載料を支払う必要があります。そのため一つの企業がいくつものサイトに求人を出すことは少なく、特定のサイトのみに求人を出します。
そのため求人を探すときはできるだけ多くの転職サイトをチェックすると、理想的な求人に出会える可能性が高くなります。転職サイトによって求人の特徴が違うので、自分に合った転職サイトを複数利用するのが転職成功への近道になります。
検索すればすべての求人を見れるわけではない
転職サイトは基本的に登録しなくても求人を見ることができますが、すべての求人が見れるとは限りません。登録することで始めて見れるようになる求人もあるので、登録してから求人を探し始めた方が、より良い転職先を見つけやすくなります。
ほとんどの転職サイトが無料で登録できて紹介料などもかからないので、登録しないで使う理由はないはずです。
求人には期限がある
企業としては内定者が見つかるまで求人を続けたいと考えるものですが、一度求人を出したからといって、いつまでも掲載していられるわけではありません。内定者がいなくても、掲載期限を迎えればその求人は無効になりサイトに表示されなくなってしまいます。
そのため転職先を探している側にしてみると、せっかく理想的な求人が出ていたとしても、その求人を知ることすらできずに掲載終了になってしまうことになります。そうならないためにも、転職を決めたらできるだけ早くからサイト内の求人をチェックし始める必要があります。
客先常駐から転職するなら
転職サイトによって力を入れている業界が違うこともあるので、できるだけ希望している業種の求人が多く掲載されているサイトを知ることが必要です。以下は客先常駐のITエンジニアからより理想的な転職ができる可能性の高い求人サイトです。
僕自身が今の会社に転職するとき求人を見つけたサイトです。とにかく求人数が多く、リクナビNEXTにしか出ていない求人も多数あります。また、初めて転職する人にも使いやすい機能が用意されているのも魅力で、転職を始めたらまず最初に登録しておきたいサイトです。
フルリモート求人特化型転職支援サイト【ReWorks(リワークス)】
リモートワークに特化した転職サイトです。最近では多くのエンジニア職がリモートワークに切り替わっているため、リワークスならではの求人を見つけられるかもしれません。
また、特別なスキルを持っていない人でも転職できたという実績が豊富なので、ITエンジニアとしての経験がある場合は有利に転職を進められる可能性があります。
転職サイトより更におすすめなのが転職エージェントです。
転職サイトにはない求人を数多く扱っているだけでなく面接日程の調整、面接対策、給与の交渉など、書類選考から内定までのプロセスをサポートしてもらうことができるので、客先常駐のエンジニアとして働きながらでも転職活動がしやすいのが大きなメリットです。
下の記事ではSESからの転職に特におすすめの転職エージェントを厳選してまとめたので、ぜひ目を通してみてください。
→【厳選】ITエンジニアにおすすめの転職エージェント!客先常駐(SES)から社内SEや自社開発への転職を実現!
理想的な転職先は見つかります
- 複数の転職サイトで探せばそれだけ多くの求人と出会える
- 登録することで更に良い求人が探せる
- 期限切れで理想的な求人を逃してしまわないように、できるだけ早く行動を起こす
僕自身がそうだったように、きちんと探せば理想に叶う転職先は見つかります。上記の点を意識して転職活動を成功させてください。
退職日までにやるべきこと
客先常駐のITエンジニアが退職するときは自分と会社だけでなく、客先との折り合いにも気を付けなければいけません。そのため、「出来るだけ前もって行動する」ことが何より重要なキーワードになります。
転職する意思が固まっている場合はもちろん、転職を考え始めた段階から動き始めておけば、トラブルなくスムーズに転職を果たせるはずです。
行動を起こすのが早ければ早いほど、理想的な求人と出会える可能性が高くなり、スムーズに退職でき、スッキリとした気持ちで新しい環境に移ることができます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
では、また。